
急須は年月をかけて育てる道具です。
ころんとしたフォルムの取っ手や急須本体のシルエットが人気。
たたきの加工が表情を創り出しています。
差込部分が非常に長い「印籠蓋」で、程良い湯のぬくもりを感じながら、煎茶を注ぐことができます。
※この商品は全て1点物となっております。
◆常滑焼の急須について
湯切れの良さと使いやすさで定評のある常滑焼は、日本六古窯(ろっこよう)として古くから発展してきたものであり、最近ではまねきねこや盆栽鉢の生産日本一を誇る愛知県常滑市を中心に、知多半島で造られています。
代表的なものは、鉄分を多く含む土を、釉薬(ゆうやく)をかけずに堅く焼き締めたオレンジ色の朱泥(しゅでい)の急須。
日常使いに向いているシンプルなデザインで、使い込んでいくうちに、艶が出て美しい表面に育っていきます。細い口から、ゆっくりと注がれるお茶のキレの見事さと、コクのある甘い香りととろみを楽しめる深蒸しが出来るので、お茶を美味しく飲むための道具として手に入れたい一品です。
また、見た目よりも容量が入るため、小さめかなと思うものを選ぶのがポイントです。
◆急須のお手入れの仕方
急須の内側は使いこんでいくうちに、お茶の旨み成分であるグルタミン酸が付着してきます。時間がたつほどに、使いこめば使いこむほど、美味しいお茶を楽しめるようになるので、決して洗剤で洗ったりしないでください。
茶渋や表面の汚れがどうしても気になるという場合は、粗塩をつけた手で磨き、その後に水で洗うようにすれば、きれいになります。
◆印籠蓋について
急須の蓋は通常、「乗せ蓋」「落とし蓋」のタイプが多く、蓋を押さえながらお茶を注ぎます。「印籠蓋」は蓋の裏側の差し込み部分が非常に長いため、かなり傾けても蓋が落ちることがありません。そのため、蓋を押さえながら注ぐ必要がなく、片手でスマートに使えます。
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※ こちらの写真はイメージです |